ホーム > 特集1 「おまとめ、一本化」成功マニュアルはじめにどんなに経済が好況であろうと、不況であろうと、突発的な事故や、止むに終えない理由により、経済的に困窮してしまう事があります。 仕方なく、融資をうけた消費者金融やクレジットカードなどのキャッシングが、借入件数が増え、総額が返済計画を図らずも上回ってしまい、「ローン地獄」「多重債務者」等といわれるような環境に陥り、最終的には自己破産に追いやられ、家族や友人さえも失ってしまう苦境に立たされるケースもよく見受けられます。 では、なぜ、そのような最悪のケースになってしまうのか。 最大の原因は、借入先の増加により、管理ができなくなり、一体、いくらの借入があるのか、そのうちの元金は、利息は、などの正確な数字を把握できなくなる事ではないでしょうか。これがつかめていないために、返済計画が破綻、延滞が発生し、更に重い遅延利息にますます、困窮。厳しい取り立てなどにより、日常の生活自体が立ち行かなくなり、まさに、「地獄の日々」を迎える事になってしまうようです。 現在は、こういうような状況になった時、相談する窓口が用意されています。しかし、そのおかれている環境が厳しければ、厳しいほど、相談にいけなくなってしまいます。また、はっきり言って、「お役所仕事」で通り一遍の対応しかしてもらえないときもあるようです。 やはり、自分の身を守るのは自分自身です。自身の経済状態を正確に見つめなおし、新しいスタート地点へ進まなければなりません。 今、現在の経済状況をかんがみて、あまりに負債が大きく、完全に資産も金銭も何もかも失ってしまったという場合なら、自己破産など法的な救済を求め、ゼロから出直す方がいい、と思います。ただ、何より、周りの人たちに相当の迷惑をかけてしまうこと、自宅などの財産を失う事など、覚悟しなければなりません。 しかし、ある程度の借入先や融資額があるけれど「まだ、やれる!」と、いう場合の時は、「おまとめ、一本化」という方法があります。 キャッシングの金利負担を圧縮するために「おまとめ、一本化ローン」を利用すれば、債務を圧縮させる事ができます。もちろん、そのための知識、会社の選び方であったり、交渉のやり方などは、学んでいかなければなりません。覚悟が必要です。それだけ、成功の果実は大きいのだと、想像してください。 かといって、あせって行動する事は禁物です。借入件数が増えてくれば、それだけ、情報が各機関に流されているという事でもあります。 当然のように、色々な所から、「おまとめローン、一本化OK」のダイレクトメールなどが届くことがあります。これらの誘い文句は概して、「悪徳業者」からのものが多いです。残念ながら、この「おまとめローン、一本化ローン」という言葉は「悪徳業者」の使用する営業文句のひとつでもあるからです。 もし、このような高利の「悪徳業者」の扱っている「おまとめ、一本化」プランなどを利用すれば、事態は更なる悪化を招く事は必至です。 更なる高金利での融資。そもそも、一本化の実行さえしてくれないなど、契約違反の行為を明らかな悪意をもっている業者も少なからず存在します。 ですので、「おまとめ、一本化」を行なう場合は、くれぐれも、信頼のおける金融会社を、選ぶ必要があります。 「おまとめ、一本化」を行なえるような、信頼のおける会社を、いくつか見つけられたとしても、まだ、事は簡単ではありません。当然、まとまった金額を、より低利で融資依頼するわけですから、個人の信頼がより問われる場合があります。 また、本当に、一本化が可能な金融会社はごく限られています。その上、会社によって、審査が通りやすい、通りにくいなどの違いがあり、また、個々の状況によっても、左右されます。 ある会社で「おまとめローン、一本化ローン」の依頼に失敗したからと言って、どんどん、他の会社へも申込を続け、それがうまくいくかというと、「否」です。融資依頼の情報はそれぞれの金融会社が所属する情報機関へ取引情報として記録されます。融資失敗の情報もその金融会社間で共有されます。「数を撃った」からといって「いつかは成功する」という類のものではありません。 たがらこそ、充分に融資を依頼しようとしている、いくつかの、ローン会社について、吟味、検討し、「おまとめローン、一本化ローン」をメイン商品として積極的に販売している、審査のなるべく甘い金融会社に、絞り込んでから、的確な手順を踏んで、申し込まなければなりません。 次からは具体的に「おまとめ、一本化」のための方法を解説していきます。 第一段階 金融会社を選択する。以下は、「おまとめローン、一本化ローン」を主力の商品とし、比較的、審査が通りやすい(=甘い)と言われている消費者金融、クレジットカード会社です。一度、すべての会社の商品内容を見てみてください。 ■ 銀行系、および大手消費者金融 「おまとめ、一本化」プラン一覧 ■
■ その他の金融会社の 「おまとめ、一本化」プラン一覧 ■あまり有名ではありませんが、「おまとめローン、一本化ローン」を主力の金融商品として提供している会社です。
■ 自営業、中小経営者向け 「ビジネス」プラン一覧 ■自営業や中小企業の経営を行なっている場合は、「ビジネス」プランとして販売されている金融商品を利用できます。
だいたい、インターネットで融資が行なわれる場合、50万円が区切りとなり、それ以上は大口の金融商品として扱われる所が多いです。 これらの会社のいくつかに絞り込み、申込を行ないますが、もし、融資申込みをする場合は、おなじ日に、それもなるべく短い時間で行なってください。 たしかに、各金融会社はネットワークで連携を取っていますが、多少のズレはあります。そのため、ある会社での融資否決のデータ共有が遅れるため、若干ではありますが、有利といわれています。 オススメの会社はといわれれば、モビット、DCキャッシュワン、オリックスVIPローンです。まず、この3社は第一候補として考えていただいても結構です。 これには、理由があります。モビット、DCキャッシュワンは、銀行直系の信頼の置ける金融会社であり、資金的にも潤沢で、その他の消費者金融などに比べ、金利が低く設定されています。また、オリックスVIPローンはクレジットカード会社が主体の会社であるため、その他の消費者金融とのネットワークが緊密でないため、融資が通りやすいとも言われています。 第二段階 キャッシングの申込融資を申し込む会社を決定したら、その手続きを行なう準備に入ります。 インターネットを使用し、その金融会社のホームページから申込をするのが、店頭に出向いて手続きするより、時間的にも、精神的にも、一番、楽であると考えられます。もちろん、PCの操作が苦手と言う方には、電話や来店という方法もほとんどの会社で可能です。 申込に記入する内容は以下のような事項です。 「本人」について 氏名 、性別、年齢、生年月日、婚姻、住所、自宅電話番号、携帯電話番号 「家族」について 世帯主、家族合計人数、配偶者の有無、配偶者氏名、配偶者生年月日、申し込みの認知 「仕事」について 会社名、住所、電話番号、所属部署、役職、社員数、入社年月日、年収(月収)、給料日、勤務形態、仕事内容、業種、職種 「住居」について 住宅ローンの有無と毎月の支払い額、 「他社借入」について 他社からの借入件数とその額 「借入」について プラン選択、融資額など 以上のようなことについて、正確に記載する事が大切です。 過去に融資してもらえなかった経験などがあると、つい、虚偽の記載をしてしまいがちですが、記録は信用情報機関に残っており、初歩的なうそはすぐばれます。むしろ、他社で借入があり、正しく返済を行なっていたなら、実績として評価されます。 記載内容について、連絡先、住所、職業(職種)などは、連絡の取りすさ、身分の明確化が問われますので、重要です。 特に、「職業」に関する項目はそのなかでも個人の経済状況を反映するファクターです。会社の規模、正社員か、勤続年数など審査の際に重要視されます。現在の審査はコンピュータで自動化されていますから、融資の可否、金額はすぐに判別、算出されます。 大企業や公務員などは審査は通りやすく、自営業、アルバイトなどは厳しいと言われています。管理職など役職があれば、審査に通りやすく、一般社員、労務など肉体的に厳しい職種ほど、通りにくくなります。[職業に貴賎はない、といわれますが、公務員などの職業はやはり、特別だということです..] また、案外、大切な項目は「住居、不動産」についての項目です。もちろん、賃貸のアパートやマンションより、持ち家の方が有利です。でも、持ち家に住宅ローンがあると、審査が厳しくなる場合があるようです。 そして、最後に融資額を決定しますが、これは、申込可能な最大金額を記入して問題はないです。 さて、申込事項が決まった所で、もうひとつ、気にしておきたい事があります。それは、「いつ、どの時間に申込をおこなうか」です。 どんな金融会社であっても、利潤を追求する一企業であり、業績を問われます。そのため、月末は、その月の成績を上げるため、月次決算の目標額をクリアするため、などの理由で、審査が甘くなるとも言われています。 また、週間のスパンで考えると、週半ばの水曜日、木曜日、1日ならば午前中など、なるべく、会社の業務が殺到しないであろう時間帯を選ぶと、審査を行なうのも人間ですから、「時間に追われて、否決」という事態は避けられる確率が高いです。 第三段階 電話がかかってきたら申込を行ない、審査が開始されると、会社から、確認の電話が入ります。この電話交渉は最重要といえます。この交渉での成果の有無によって、融資が決定されるといって過言ではありません。 質問される内容は、主に、申込の際、記入した項目の確認です。職種や保険のことなど、記載された内容との食い違いがないか、口頭での確認がなされます。ですので、絶対に、間違えずに解答する事が必要です。 また、「後で勤務先への確認電話を個人名で入れる」というケースがあります。これは、なかなか辛い所ではありますが、拒否する事は融資不可へ直結します。 そして、申込事項などの確認が終わったら、これがこの電話交渉の「キモ」ともいえることですが、「他社借入を一本化したい」という意志をアピールをしてみてください。 業者にとって「おまとめローン、一本化」するということは、融資額も大きく、それぞれのノルマを獲得するという点からも、返済が確実ならば、おおいに獲得したい案件です。この交渉によって、熱意を持って、返済計画の実行を訴えるなどすれば、最終的な審査決定の際、ある程度の考査が得られる可能性があります。 第四段階 審査結果を受け取る融資申込みを行なった会社で審査が終了すると、連絡があります。その連絡方法は、Web上での確認、メールや電話等でおこなわれますが、今後の情報を求めるという点から、可能なら電話連絡を選択することをおすすめします。今後の手続きの確認もできますし、ある程度の相談もできます。 ■審査が無事OKされたならば、今後のお付き合いが始まるわけですから、お礼の一言を述べましょう。(まっとうな社会人として..) 審査通過になれば、本人確認のための必要書類などの送付の義務がありますから、このことについても確認しておきます。 「おまとめローン、一本化」として申込を行なった場合、源泉徴収票など収入証明のための書類の提出が更に求められます。なるべく、最近で一番月収が高い月のものを提出するといいです。ここまで、うまくいけば、ほぼ一本化のための作業は成功といえます。 ■しかし、審査は通ったけれど、「おまとめローン、一本化」はできない、というケースも考えられます。 このような場合、直接、その原因を聞いてみることが、肝心です。よくある不受理の原因は、他社借入の件数が問題となるようですから、あと、何件、他社からの借入を減らせばいいのかなど、今後のためにも、どうやったら、「おまとめローン、一本化」を受理してもらえるかを探っておく必要があります。 ■また、審査が通らなかった場合ですが、とにかく、落ち着いて、その原因を聞いてみることが大切です。 残念ながら、直接的な解答はしてもらえず、あいまいな返事しかしてもらえないかもしれません。もし、過去に明らかな事故情報などがあれば、まったく相手にしてもらえないかもしれませんが、そうでない場合、例えば、他社借入件数の事が問題になっているなどの場合は、どれくらい減らせばいいか、確認しておき、また、何かの間違いで、事故情報などが登録されている可能性もありますので、そのような場合は、信用情報を扱っている機関の連絡先を聞いておき、自身で確認するなど、不受理となった原因をなるべく、追求してみてください。 第五段階 もう一度、「おまとめローン、一本化ローン」の審査を受ける残念ながら、前回の審査に否決された場合、再起を期して、審査にチャレンジしてみます。少なくとも、前回よりいろいろな面で経験や、情報を得ることができているはずです。 第一段階で行なった金融会社の選択を、前回、申込をしなかったものから、再度行ないます。 若干の条件は厳しくなるかもしれませんが、金利などが諸条件が同レベルか、わずかに下げたものから選ぶようにしてみてください。申込は今回もできるだけ、同じ日に連続して行なうようにしてみてください。 あらためて、「おまとめ、一本化を実行できる、より有利な会社は!! 更に、効率良く借り入れるには」やはり、一番、悩む所ではないかと思うのですが、「本当におまとめ、一本化を実行できる、より有利な会社はどこか」ということについて、もう一度説明します。実は、いろいろある消費者金融会社は、その「設立母体」「提携先」「規模」によってかなり、審査に対する態度が異なります。市井の一般企業と同じく、体力のある会社は、融資枠を増やし、業績自体を伸ばしていくのに対し、厳しい経営の会社は確実な融資枠のみを選択する傾向が強く、そのために、審査などを厳格に行なうと言われています。 まず、各消費者金融会社を設立母体や規模などで分類すると以下のようになります。
もし、仮に初めて消費者金融を利用するなら、この順番で利用すると、CM等の印象で、でたらめに利用するより、有利に資金を融通できます。なぜとかいうと、もちろん、審査基準や金利の面から、ということもありますが、信用情報に関して重要な問題があるためです。 銀行系金融機関は「テラネット」という情報機関を利用しています。これに対し、大手金融機関は「全国信用情報センター連合会(全情連)」という機関を利用しています。この2つの情報機関は相互に交流を図っていますが、「テラネットは全常連の情報を参照できる」のに「全常連はテラネットの情報を参照できない」という特性をもっています。つまり、銀行系の金融会社で借入していて、次に、大手金融会社で借入を起こす際に問題になる「他社借入件数」が、銀行系の借入件数がカウントされないという状況があるからです。(将来的には変更されるかもしれませんが) ですので、まず、銀行系の金融会社が第一選択となります。
次の選択肢はやはり、大手6社、準大手の金融会社です。これには、数社が挙げられていますが、いろいろな要因で審査基準などに違いがあります。借入の際、最も重要視されるのは、やはり「借入件数」です。大手では「借入件数4件」というのが一つの目安といわれています。各会社の大まかな特徴は
そして、次の選択肢は中堅の会社です。これらの金融会社は大手と比較し、金利などの条件はきつくなりますが、審査が甘いケースが多い、といわれています。なかには、他社借入5〜6件あっても融資可能という所もあります。代表的なところは
やはり、審査が厳しいのは金利が最も低く、融資枠も大きい「銀行系」です。はじめて「おまとめ、一本化」を行なう場合の第一候補ですが、属性の要件で厳しい面もあります。 その次の候補は、アコム、武富士など「大手、準大手」、または、オリックスVIPローンなど「信販系」で融資額の大きなもの そして、シンキ、トーシンファイナンスなどの「中堅の金融会社、おまとめローンが主力プラン」のものというようにランク付けができます。 前回の「おまとめ、一本化」が不成功に終わった場合、次回の会社選択は必然的に同レベル、または、若干、借入条件の厳しくなる規模の小さな会社を選択することになります。 しかし、条件がわずかに厳しくなったとしても「おまとめ、一本化」を信頼の置ける、また、積極的に押している会社で行なえば、充分に効果が得られます。ですので、複数回、チャレンジしてみる価値はあります。 しかし、何度も言いますが、絶対に気をつけておいてほしいことは、必ず、信頼のおける消費者金融、ローン会社を選択することです。雑誌やスポーツ新聞にある、あまり名の知れていない金融会社の広告は、かなりな好条件をうたったものが多いですが、すこし、[かなり?]危険です。もし、どうしても利用したいと考えた場合は、登録番号などの確認をおこない、会社の素性をはっきりさせ、よくある「トイチ」業者、悪徳金融業者でない事を確認してみる必要があります。 会社を選択したら、先の「第二段階 キャッシングの申込」を継続します。 番外編いろいろ試してみたがどうしても、審査が受理されない場合が、あるかもしれません。この原因は「借入総額」ではなく、「他社借入件数」が問題となる場合が多いようです。しかし、借入先を減らそうにも、そのための元手がない、ということがあります。このような場合はどう対処したらよいかを説明します。 まず、給料やボーナスなど、自身の収入によって、もっとも残高の少ない借入先を完済する方法が一番確実です。現在あるキャッシング枠の中で余裕のあるものがあるならば、それを利用し、借入先を少なくする方法もあります。 このとき、あくまでも完済した、という信用情報機関に残る記録が大切なので、完済後、契約自体を解消する必要はありません。(ただ、データに反映されるのに数日かかるようです。) 残債のある借入件数を4件以下にできたなら、「おまとめローン、一本化ローン」が可能になるようです。 また、ほとんどの手段もやり尽くしたという場合に、裏技として、クレジットカードを利用する方法があります。 クレジットカードには、楽点カードやOMCカード、DCカードなど年会費無料のものなど、いろいろな種類があり、それらを利用し、ショッピングをしたり、キャッシングを受けることができます。しかし、クレジットカード会社のキャッシング枠は消費者金融を利用する場合の「他社借入」先として、カウントされません。これは、クレジットカード会社と消費者金融会社の信用情報機関が異なるせいで、借入情報を共有できないためです。 そのため、いろいろな買物をする場合には、これをカード払いに切り替え、決済を後払い、リボ払いにしておけば、支払までにある程度の時間が稼げますから、その間に「おまとめローン、一本化ローン」のために、給与やボーナスを返済に回し、借入件数を減らすという事も考えられます。 もうひとつの裏技として、クレジットカードのショッピング枠を現金化してくれるサービスがあります。eキャッシュバック等の会社が提供しているものですが、すべて、インターネットから申込が可能になっています。しかし、この場合は、逆に債務を増やす結果を招いてしまう事もありますので、おくまでも、最終手段と考えておいてください。 |